スマイルライン歯科の世界
スマイルライン歯科の世界
ブロック骨移植 (歯科関係者対象)
2011年4月5日火曜日
前歯のインプラントは特に高い技術を要します。なぜなら前歯の歯茎の中の骨は薄いので抜歯をするとかなり吸収してしまうとうこと、また特に審美的に見えるところなので、残存歯に合わせてインプラントの歯を作らないとインプラントの歯だけおかしい形になり、不自然な見た目になってしまうため、ごまかしが効かないからです。この患者さんも前歯が破折し抜歯になりましたが、かなり骨が不足したため、レームスから自家骨移植を行いました。骨移植にはGBR法とブロック骨移植の二つが大きく分けてありますが、GBRは膜を必要としたり、またその扱いが煩雑で一度感染し、膜が露出すると対応が難しいので、私はブロック骨移植を行っています。
大分県大分市でインプラント、all on 4 をするならスマイルライン歯科
受付時間 月、木、金、土 10:00〜19:00
火、日 9:00〜14:00
tel 097−592−8844
前歯3歯が破折、抜歯の患者様です。
抜歯 破折しています
テルダーミスでソケットプリザベーション
ノンクラスプデンチャーの仮義歯
1ヶ月後
コアで移植骨のボリュームを確認
フラップを開いた状態
レームスから骨を採取 トレフィンバーでとっています
ブロック骨を固定し、その間をB-TCPを詰めています
吸収性の膜をおいていますが、2週間後です
術後半年、わずかに骨が露出してきました
フラップを開くと十分な骨ができていました。ボルトのスレッドが垂直にブロックをつけた方が少し露出し、水平につけたところは露出していません。
文献通り垂直の骨は吸収し、水平の骨は垂直の骨より吸収しにくいことがわかります。
補綴の写真はこれからです、こうご期待ください