先日咬合（噛み合わせ）のセミナーが神戸であり、出席して勉強してきました。噛み合わせはなにが大切かというと、噛み合わせというは歯と上あご、下あごと顎関節とという4つで構成されていて、歯が悪いと顎関節がわるくなり、顎関節がわるいと歯も悪くなりやすい共存の関係にあるのです

。特に大切なのは顎関節です。いつもわかりやすく説明するために例え話をだすのですが、顎全体を車に例えます。するとまず歯はタイヤに例えられます。顎は車体、そして顎関節はタイヤをつけるシャフトになります。

　いいシャフトとは回している時に軸が全くぶれない状態を言います。健康な顎も軸がぶれていない状態が良い状態です。

　不健康な顎関節はいわゆるシャフトがぶれている状態、つまりタイヤも綺麗に回っておらずぐらぐら回っているといった感じ。

そうするとタイヤもすり減り方もおかしくなるし、シャフトもいつか壊れて、タイヤが外れてしまうというトラブルが起こることはイメージがつくと思います。つまり悪い顎関節では歯がおかしなすり減り方をし、しかも食事がかめないというような症状になり、また顎関節も口を開けると痛い、顎がガクッと鳴るという症状が出ます。

　ではぶれてしまった顎関節を治すにはどうしたらよいのか？それが歯につけるマウスピースです。元々噛み合わせが悪かったり、先ほどいったタイヤがすり減るように、歯もかたよったすり減り方などをして噛み合わせが悪くなったりするとうまく上の歯と下の歯が噛み合いません。（自分では自覚できないことがほとんどです）そのときにかちっと綺麗に噛み合うようにするのがマウスピースです。マウスピースは基本的に夜間のみ、着けますが、症状がひどい時は日中も着けます。また根本的に治すには矯正治療をして、顎関節が悪くならないような噛み合わせにすることが一番の治療なのです。

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