インプラント紫外線照射装置導入 2011.2
あごの骨に人工歯根を埋め込み歯を復元する治療法「インプラント」で最近、衝撃的な記事が新聞で発表されました。
インプラントの骨結合能力、製造後約4週間で半分以下に低下。
これは、米国カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)歯学部の小川隆広准教授が発見した研究内容の一部です。従来インプラントに応用されるチタンは時間が経っても性能は変わらないと考えられてきましたが、既記のようにインプラントが製造直後から劣化するインプラントエイジングを分子生物学的に発見しました。その上で,結合力が低下したチタン表面に紫外線を照射すると、骨の中にある骨芽細胞(骨の基となる細胞)がチタン表面に集まり、結合力が本来のチタン骨結合能力が回復することも突き止めました。すでに国内でその紫外線を照射する機器が開発及び臨床試験もなされ、今年1月から国内で世界発導入される予定となっています。
今まで従来のインプラントでは上顎骨では4から6ヶ月、下顎では3~4ヶ月骨に結合するに期間を有していましたが、臨床試験ではその定着期間が約半分になることが確認されています。
また、これにより、いままでインプラントが骨に定着しにくかった患者さんや骨の量が少なくて治療ができなかった患者さんにもインプラントができるようになる可能性が広がると期待されています。
また、臨床成果としてはこの技術は歯科だけではとどまらず、人工関節でチタンを応用する他の医療分野である、整形外科でも大いに注目、期待されています。現時点では歯科のインプラントだけでなく、人工関節の場合でも骨とチタンの結合の緩みは課題となっています。近い将来そちらの分野でもこの技術が福音をもたらすことを切に願ってやみません。
歯科インプラント治療の常識を根底から覆すといわれる紫外線照射器機
世界初の器械です。大分では当院が初めて
使用可能です。
2009年5月18日の読売新聞など多数紙に掲載
新技術をわかりやすくしたシェーマ
t-scan導入 2010.9
咬合調整のためにT-scanという機器を導入しました。
歯周病の歯や顎関節症の歯ではほとんどの場合、噛み合わせのバランスが悪くなっています。そのバランスを視覚的に精査することがこの機械によって可能になりました。
うまくいけば噛み合わせの調整により、歯周病の進行もかなり回復できるようになります。
これからデータをだして、発表していきます。
CO2レーザーを導入しました。最新のレーザーで九州初導入です。
このレーザーは主に治癒促進、止血、口内炎、知覚過敏などに効果があり、そのほかにも
インプラント治療や歯肉漂白など様々な治療に応用が可能です。
炭酸ガスレーザー導入 2010.5
歯科用CTスキャン導入 2011.3
歯科用CTを導入しました。
歯科のレントゲンは平面を写す、今までのレントゲンでは診断に限界がありました。例えば親知らずが歯茎の中に埋まっていて、その歯が頬の外側にあるのか、舌の内側にあるのかというのはわかりませんでした。また、歯の厚みはどれくらいあるのか、骨の厚みはどれくらいなるのか、神経はどこを走っているかなど、平面的なレントゲンでは奥行きは再現できないので、わかりませんでした。しかし、CTは奥行きのあるものを立体的に映し出すので、それによりもっと正確な診断を下すことができるようになり、いままで分からなかった歯の痛みの治療、親知らずの抜歯が安心して行えるようになりました。もちろん、インプラント治療でも神経を傷つけないように埋入したり、治療後もインプラントがしっかり骨にくっついているか確認したりすることが可能になります。
しかも近々このCTのレントゲンが保険適応になることが決定されていますので、これから歯科治療にCTはなくてはならない器機になることでしょう。
このようにコンピューターでデジタル解析を行い、顎の断層を診ることができます。当院では歯科CT器機の中で最も被曝量の少ない器機の一つであるヨシダの
トロフィーパンプラスを導入しました。安心安全のCTであると自負しています。
血液遠心分離器 CGF 導入
インプラント治療で最も大切な事の一つとして、インプラントを入れるための歯茎の中の骨の有無が問題になります。
もし、骨がない場合、骨を作る治療をしなければなりませんが、その時growth factor という自分の血液の中の成長成分が骨を作る手助けをします。(けがをしたときなどもその傷が治る時や今話題の再生医療などでも重要な成分となります)
growth factor(成長因子)は主に血液の中の血小板の中に存在します。血液を採取し、その成分だけを分離して取り出す器機CGFを当病院で導入しました。
CGFとはConcentrated Growth Factorの略で、この器械に使用することによりフィブリンゲルというものを血液から作り出し、それを手術時に使用することにより、インプラント治療の治癒促進が期待できます。
かつてPRPという機械が再生医療に効くと歯科で流行しましたが、結局、成長因子があまり含まれていないのではないかと、なくなりました。さらに、トロンビンの薬剤も必要なため治療費も高価にならざるを得ないものでした。しかし、この機械は成長因子も多く、自己血液のみで作れるため、次世代フィブリンゲルと言われています。
血液の上澄みにフィブリンゲルです
取り出すとこのような結合組織様のゲルが採取できます。ゴムのように強いです
これをインプラントオペ時に応用します
大分県大分市でインプラント、歯周病の治療に取り組む歯科医院
大分県で唯一紫外線照射インプラント治療を行っている歯科医院
超音波骨再生増幅器オステオトロン 導入 2011.2
微弱な超音波は骨の治癒促進の基となる骨芽細胞の活性化を促す作用があることが分かっています。この原理を応用した機械が医科の整形外科で開発され、骨折の患者さんなどに応用されてきました。歯科のインプラント治療もチタン金属が骨芽細胞と結合し、骨再生するという意味では整形外科の骨折の治癒と同様であるため、その超音波による治癒促進の機械を当院で導入しました。超音波というと、妊婦のエコー診断が最も身近に適用されていますが、そのように超音波は身体に全く為害性、副作用がないので安心して使用できる医療器機といってよいでしょう。
愛知学院大学歯学部でインプラント治癒促進の比較研究を行っていますが、その研究発表によると、2倍〜3倍の促進効果が期待できるとしています。
スマイルライン歯科では歯科の重要な治療の過程の一つとして歯科技工にも力をいれています。従来では製作工程や歯に対する適合度の問題でかなり、かなり大変だったセラミックの治療が簡素化できて尚かつ費用も従来より安価にできる機械、KAVO社プログラマットという機械を導入しました。セラミックとはわかりやすく言うと陶器でつくる詰め物、被せ物のことです。保険が効きませんので、自費になりますが、保険の材料と比べると生体安全性や耐久性、白い審美性と最も理想的な材料であると思います。値段も従来のセラミックの補綴物の半分ほどの値段で作ることが可能となっています。
従来のセラミック作製法と違い、
セラミックを溶かして鋳造する方法で作成することができます。
CAD/CAMで作る方法は適合がいまいちでしたが鋳造は適合が良いので長持ちするセラミック補綴を製作することが可能となります。
ドイツKAVO社のプログラマットEP5000
スマイルライン歯科では5年前に被曝量が少ない最新CT機を導入しましたが、CT撮影の範囲が小さいこと、矯正用のセファロが付属していなかったことを理由に今回新しいCT機を導入しました。今回の機械はCTの撮影範囲を選択でき、最大では上下全顎のCTを撮影可能、最小では前回のCTと同じく4歯分の撮影が可能です。また、矯正用の診断に必要なセファロ撮影(頭蓋骨のレントゲン)も可能になりました。これにより、より正確な矯正診断が可能になります。スマイルライン歯科では患者様の利益になる最新機器をいち早く導入していきたいといつも考えております。
プロフェッショナルクリーニング専用エアフロー、超音波スケーラー3基導入 2020.9
矯正セファロ撮影機能付CT撮影用レントゲン機導入 導2015.9
キャスタブルセラミック器 導入 2013.6
PMTC(プロフェッショナルクリーニング)で歯周ポケット内の汚れを効率よくとるためにエアーフローが有効であることは医学的に証明されています。
今までもエアーフローの機械は当院では使用していましたが、主にステイン(茶渋、ヤニ)除去に使用していましたが、この機械により、さらにPMTCの清掃率が上がります
ウルトラファインバブル水生成ノズル設置 2021.8
水道の元栓にファインバブルノズルをとりつけました。これにより当院の水はすべてウルトラファインバブル水が出ています。これにより、すべての水が清潔で、洗浄力のつよい水に変わります。
キャドカム製造器を導入 2023.1
CAD/CAM冠やインレーが保険適応になり、当院でも患者様のニーズが増えたことと、当院には専属の技工士がいるので製造器の導入をきめました。今までの鋳造する金属補綴物の作成と比べるとかなりの時間短縮が期待できます。